VOICE 編集長
喜多見 龍一
戻る
二十世紀の最後に、衝撃が走る!
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
 ヴォイスから衝撃的な本が出ます。著者もまったくそうだったわけだが、今までサイババを信奉してきた人々には、まったく受け入れがたい本かもし れない。
 この本は、編集の途中で妨害が入らないようにヴォイスの中の人間にも極秘 にして、印刷屋さんにも内容はすべて伏せて密かに進行してきた、いわくつきの本で す。
 親しい人間に、この本の内容をちょっとしゃべったら、『そんなことはないでしょう。それってだれかババに恨みをもつ人間が言ってるだけじゃないの?』という反応だったので、私はそれ以上言わなかった。
平成12年12月11日発売
パ ンタ笛吹著
「裸のサイババ」VOICE
(本体1,600円)
コンテンツは大きく分けて三つ。

〔1〕サイババのおこなう物質化現象は、奇術でい うところの「パーム」というトリック(関係ないけど、私、昔、まんまとマリックに だまされたことがあって、彼が有名になる前、ある編集者に連れられて、目の前20セ ンチの距離で観て、彼をサイキックに違いないと、その頃のパソコン通信に書いた ら、『おまえバカじゃないの、それはね、パームというテクニックで、腕まくりしても関係ないの』とマジックに詳しい人にこきおろされた。よく調べたら、彼は奇術のタネを売るマリック・コーポレーションの社長だった・・・)
 この2000年、年末の本には巻頭に8ページのカラーのババトリックの種明かし写真が掲載されている。

〔2〕これが最悪で、いままで信じてきた人の心を葛藤で掻きむしることになる、「7歳から30歳の少年・青年への性的虐待」。
 これについては、著者が、イギリス、スウェーデン、ノルウェー、ドイツ、アメリカと、実際の被害者との直接インタビューを掲載。デジタルビデオでの証言映像もある。
 ババはいわゆるホモセクシャルであると思われるが、ちょっと善行に疲れたから青年と、というぶんには、人間なんだからそういうこともあるかね、で済むけれど、一番許せんのが、熱烈な信者である親への影響力を使って、少年を懐柔している点にある。
 なんたる逆転劇。彼らは少数派ではなく、サイババ学校の生徒達は、いまも被害にあいつづけている。しかしインドでカミングアウトするには、この事実は衝撃的すぎて、危険すぎる。
 この本に登場した人達は欧米人であり、ひとりを除いて、もし裁判になれば、いつでも証言するという確約を得ている。親子二代にわたって性的虐待を受けた人もいる。

〔3〕サイババ病院での臓器売買の可能性。〔2〕がとにかく最悪だが、皆さん、信じがたいと思う。私も最初に聞いたときに、そう思ったから。しかし本年9月に、パリのユネスコ本部は、サイババ教育会議への不参加の理由として、この少年への性的虐待を正式プレス発表した。
 皆さん、20世紀ももうすぐ終わる。自分の内側以外のものに「神」を見るのは、もうやめにしよう。
 ちょっと見、ヴォイスがこの本を出すのは自己矛盾のように見えるかもしれないが、そうではない。私の中では、完璧にスジは通っている。
 年末紅白の裏番組でテレ朝がこれを放映する。アシュラム専属のビデオカメラマンの映像に、すべては語られる。ババは、身内と思って、少し油断したのかもしれない・・・。 


The Editor's Comments Japan
12/12/2000
The Naked Saibaba, Introduction