なんだかやばいグルもどきが、日本のマスコミをにぎわしているようですね。まあ、60億人も人間がいれば、とんでもないやからも中にはいるでしょう。
今回のおいしいグルのつまみ食いは、世界で一番モテモテの講演会のグル、トニー・ロビンスです。トニーは心のシェイプアップ講座界のミック・ジャガーと呼ばれているくらい、かっこよくて、お客さんたちをその気にさせるのがうまいカリスマ的存在です。
身長2メートル近く、高校もろくに行かずに20才そこそこでもう、世界中で講演をしてまわっていたのですから、人々の内なる力を引き出すのが彼の天職のようです。
ぼくは2カ月ちょっと前に、ハワイ島で彼の9日間のハチャメチャな講演会に参加してみました。ヒルトンホテルの天国のような大リゾートに、世界70数カ国から2000人近くの老若男女が泊まり込みで、朝から晩まで学び、気づき、踊り、命がけのトレーニングをするのです。なにしろトレーナーやスタッフの数だけで400人もいるので、気合いの入り方が違います。
その中でぼくの人生感を変えてしまったのは、空中ブランコと火わたりでした。ホテルの庭に10数本特設された、地上4階くらいもある電信柱に、一人で登っていきます。そして電信柱のてっぺんまで登ったら、何の支えもなしに、自分の足の力だけで、直径20センチほど(靴がはみ出る大きさ)の断面にバランスをとりながら立ち上がるのです。もうハートはドックンドックン、足はガタガタ震えるし、電信柱の頂上は風に揺れるし・・・。そして、立ち上がったら、2メートル先につってある空中ブランコに飛び移るのです!!
えっ、ぼく?ずいぶんびびったけど、死んだ気になってやっちゃいました!! そのごほうびとして、もうこれで人生、恐いものはなにもない!と溢れるような自信がつきました。
クライマックスは14メートルにおよぶ、焼けこげた炭の上を歩く「火わたり」でした。目の前に赤い炭がひかれると、芝生がジュッ!と煙を立てはじめ、焦げ臭い匂いが鼻をつんと刺します。炭の上で苦しみに転がる自分を想像して、怖じけながら歩くと、実際に大やけどをするそうです。自分には絶対にムリ!と思っていたこの火の上を歩き通して、向こう側に無事たどり着いた時の歓喜に飛び上がる自分を思い描き、その嬉しさのエネルギーで自分を包み込んでしまうのが秘訣です。

火事場のばか力まで、自分を向上させるのです。すると、どうでしょう?不思議不思議、一歩一歩、火の上を歩いているはずなのに、足の裏がひんやりして、やけど一つしないで向こう側までたどり着けたのです!ああ、この喜びを、みなさんとわかちあいたい!!
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