「世界ぐるぐる・グル巡り」書き下ろし連載

魂の遊び人☆パンタ笛吹

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Part 23 「パパジ・プンジャジ」
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 辰年・ドラゴン・年男のぼくです。エネルギーが有り余っているので、グル巡り、またまたぐるぐると、巡ることにいたしましょう。
 
 再開のスタートを切るのは、本場、インドカレー風味のグルからです。世界では有名、日本ではまったく無名!というインド人のグル、プンジャジの登場です。パパジの愛称で親しまれてきたプンジャジは、最近日本の精神世界にデビューした「アルーナ」のグルでもあります。ボールダー出身、山川ご夫妻の友人でもあるアルーナさんは、最近、日本中でサットサンをしているので、ご存じの方もいるでしょう。

ぼくの家に遊びに来たアルーナさん            

 プンジャジが昔、大聖ラーマナ・マハリシの弟子だったとき、南インドの「アルーナ・チャラ山」という山の麓で修行していました。ですから、プンジャジが自分の愛弟子に、「アルーナ・チャラ山」の一字をとって、アルーナと名付けたのだそうです。ぼくも自分の「アガスティアの葉」を発見した翌日、死にものぐるいになってアルーナ・チャラ山に行きました。その時のことを、拙著「アガスティアの葉の秘密」には、次のように記しています。

「・・・そして、次に僕はラーマナ・マハリシのアシュラムを訪れた。あの大聖マハリシが悟りを開いた聖なる山、アルーナ・チャラ山の麓にあるアシュラムは、西欧人、日本人を含むたくさんの求道者たちが地道な修行をつんでいた。僕みたいに切手やプロマイドを集めるみたいに、チャラチャラとグル巡りをしているのとは違い、地に足のついた尊敬すべき人が多かった。 もう数年このアシュラムに住んでおられる柳沢老人の柔和で慈愛あふれる笑顔に接し、修行をつむと、こういう仏さんみたいな美しい顔になれるんだなあ、このアシュラムはホンモノだなあ、と思った。」

ふんどし一枚で一生をすごした 大聖ラーマナ・マハリシ

 さて、今回のグル巡りは嗜好をいつもとちょっぴり変えて、ぼくの英語でのデビュー本、サンフランシスコのケイデンス・ブックスから出版された「寿司シェフの精神世界大冒険」の中から、「ラクナウのプンジャジ」という章の一部を和訳(本邦初)してお届けします。

アメリカで出版された " Spiritual Adventure of a SUSHI CHEF "  

 比較的おだやかな南インドを体験してからラクナウに来ると、その騒々しさに僕はうんざりしてしまった。人々の突き刺すような目つきは、北インド人特有の怒りや激しさをたたえていた。ぼくは、排気ガスに汚れきった空気のせいで、咳が止まらなかった。
 どうしてまたプンジャジほどもあろう悟ったお方が、こんな汚い町に住んでいなくちゃあいけないのか!?と自問自答した。しかし、もっと地獄に近い町、カルカッタでのマザーテレサの努力を思い出すと、悟りのレベルと、住んでいる環境はまったく関係ないのだ、ということに気がついた。

 例によって、ぼくは大きな期待を持ってラクナウにやってきた。プンジャジは、ぼくが今回のインドの旅で会う最後のグルだった。プンジャジの高弟の一人に、ガンガジという美しい銀髪を持ったアメリカ人女性がいる。ぼくはガンガジのボールダーでのサットサンに何度か通ったが、彼女の持つピュアーでパワフルなエネルギーはぼくをとりこにした。

銀髪が美しいガンガジ

 サットサンでの参加者の質問に対するガンガジの答えは、手短で賢く、明確でわかりやすいものだった。インドには、「グルの気高さを計るには、その弟子のレベルを見るのが一番速い」ということわざがある。ガンガジほどのすばらしい弟子を持つそのプンジャジが、ひょっとしたら僕のグルになりうるのではないか?と僕は期待していたのだ。

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