2000年の ドクター・フリッツ 最新情報 Part 2
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今朝、ドクター・フリッツのアメリカツアーの総責任者、映画監督のデイビッドと電話で話をしました。電話の途中、デイビッドの声が震えるのを感動とともに感じました。あまりにも大きな宇宙の使命と、運命とも言える現実との間に挟まれたルーベンとデイビッドの生の声を、ここでシェアーしたいと思います。 P: ハイ、デイビッド。ツアーの延期のメールを読みました。あなたは大丈夫ですか? D: ハイ、マキさん、心配してくれてありがとう。正直言ってずいぶんとショックでしたが、もう大丈夫ですよ。これで2回ドタキャンを経験したマキさんの気持ちが、心からわかったような気がします。今、何十人という仲間たちに電話をかけてキャンセルのことを伝えています。時々は気持ちがめげそうになりますが、マキさんが日本に出した四千数百枚のドタキャンを知らせる手紙に比べれば、楽な方だと思ってがんばっているところです。 P: いえいえ、あのときはデイビッド、あなたのメールや心の支えで、ぼくはなんとか乗り切れたようなものです。今回はなんとかぼくがお力になれないか、と思っているところです。それにしても何故今頃、こんなことがブラジルで起こったのですかねえ? D: 昨日も私はブラジルのルーベンと話しました。彼は救いようがないくらい落ち込んでいます。ルーベンの言うことでは、今、ブラジルで「魔女狩り」みたいなかたちで、霊的な治療家がどんどん捕まっているそうです。「奇跡の医者」という本で紹介されたブラジリアの「聖なるジョン」という有名なサイキックヒーラーも、先日、逮捕されたそうです。 P: それは政治がからんでいるのですか? D: どうやらそうみたいです。ブラジルの医師会が患者たちをサイキックヒーラーたちから取り戻すために、裏で政治家や警察を動かしている、というのが現状のようです。 P: でも、そんな危ない時期に、それもアメリカツアーの直前に、どうしてルーベンはクリニックを再開するなんて危険な事をしたのでしょう? D: そうなんです、馬鹿なことです。私は電話でルーベンにそのことを責めました。すると意外な返事が返ってきました。その答えはあまりにも私の心を打ったので、もうそれ以上、ルーベンを責めることができませんでした。 P:というと? D: マキさんはルーベンと彼のお父さんが仲が悪かったのをご存じですよね? P: はい、ブラジルの新聞でも読んだことがあります。ルーベンは子供のころお父さんから虐待されて捨てられて、そのトラウマから目に見えない世界、霊的な世界で遊ぶ子供になってしまったというようなことですか? D: はい、まあそれに近いストーリーでしょう。ドクター・フリッツは、どういうわけか聖人君子をチャネラーとして選ばなくて、なにか心に深い傷を持った人間を選ぶ傾向があるようです。ルーベンの場合は、お父さんから受けた、癒しようのないくらい深い痛みでした。 P: そのお父さんと今回の事件とどういう関係が? D: ルーベンは先週、危篤状態のお父さんを見舞いに行ったのです。もうその時はお父さんは死にかけていて、ドクター・フリッツにもどうすることもできなかったそうです。ベッドのそばでルーベンは始めて死にゆくお父さんを許したそうです。 P: それは、なんだかぐぐっと胸に迫るお話ですね。 D: そうです。そしてルーベンの話では、その時お父さんは、涙ながらに一つだけ遺言を彼に残したそうです。それは、息子に「自分のように病に苦しむ人々を、一人でもたくさん癒してほしい、今すぐにでもまたドクター・フリッツとしてのヒーリング活動を始めておくれ」という言葉だったそうです。 P: はあ、それでルーベンは危険を承知でクリニックを再開したのですね。 D: その通りです。ところがクリニックを再開した次の日にお父さんは死んで、その次の日に警察がクリニックを急襲したのです。あとは、あなたもご存じのとおりの成り行きです。 P: それでルーベンの裁判は4月8日なんですね? D: そうです、私たちは彼が無罪になり、一日も早くアメリカツアーができることを祈るばかりです。でも、マキさんがドクター・フリッツを日本に呼ぼうとして二回もドタキャンになったのに、どうして私がまたドクター・フリッツをアメリカに呼ぼうとしたのか、今では自分の心の中がわからなくなってしまいます。 P: たぶんそれは、ぼくやあなたが、ルーベンにではなく、ドクター・フリッツに見初められたからではないのでしょうか? ぼくらは、宇宙からのメッセージをみんなに知らせることにとてつもない魅力を感じているのかもしれませんね。 D: そうですね、そんな気がします。私にとってドクター・フリッツ現象を世に知らせることは、神を世界に広めているような高揚感を感じるものなんです。ですから運命に何度も翻弄されても、今だにドクター・フリッツの映画を作ろうとしていますし、ルーベンを助けようとしています。 P: ぼくもあなたと同じように感じます。ルーベンがドクター・フリッツとして選ばれたように、ぼくやあなたはドクター・フリッツの広報係として選ばれたのだと思います。乗りかかった船です。ここまで来たら、僕らにできることはすべてやるのが宇宙のお役目でしょうねえ。 D: そのとおりですね、マキさん、あなたと話をして気が楽になると同時に心の整理がつきました。この二ヶ月間、私はこのアメリカツアーの準備を心から楽しみましたし、かけがえのない多くの友を得ることができました。これも、宇宙からの贈り物かもしれませんからね。それにしても、日本からボールダーに来る予定だった20人の病人の方々には、ほんとうに気の毒な気がします。 P: それは僕らではどうすることもできなかったことです。ぼくらはベストを尽くしたのですから、日本の方々も理解してくれると思います。 |
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